2021年の台風は既に3号が発生していますが、今後の発生件数は例年に比べて多いのか、少ないのか気になるところ。
そこで、ウェザーニュースで発表された情報を元に、今年の台風発生について調べてみました。
台風3号台風の詳細についてはこちらを参照してください
台風4号台風のたまご発生についてはこちらを参照してください。
2021年の台風発生と進路予想
ウェザーニュースが2021年の台風の発生数と進路予想について、6月8日に発表をしています。
台風発生予想数
それによると、今年の台風は例年並み、おおよそ24前後になるとの予想です。
日本に接近または上陸していないということでしょうが、毎年結構発生していたんですね。
今年は7月頃から台風が多発して、ピークは8月から10月頃まで多くなるとの予想となっています。
参考までに気象庁のデータによる過去10年間の台風発生件数は以下の通りでした。
台風というと夏に発生するイメージですが、下表をみると1年を通して発生していることが分かりますね。
ただ、やはり多い季節は7月から10月といったところでしょうか。
年 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年間 |
2020 | 1 | 1 | 8 | 3 | 6 | 3 | 1 | 23 | |||||
2019 | 1 | 1 | 1 | 4 | 5 | 6 | 4 | 6 | 1 | 29 | |||
2018 | 1 | 1 | 1 | 4 | 5 | 9 | 4 | 1 | 3 | 29 | |||
2017 | 1 | 1 | 8 | 5 | 4 | 3 | 3 | 2 | 27 | ||||
2016 | 4 | 7 | 7 | 4 | 3 | 1 | 26 | ||||||
2015 | 1 | 1 | 2 | 1 | 2 | 2 | 3 | 4 | 5 | 4 | 1 | 1 | 27 |
2014 | 2 | 1 | 2 | 2 | 5 | 1 | 5 | 2 | 1 | 2 | 23 | ||
2013 | 1 | 1 | 4 | 3 | 6 | 7 | 7 | 2 | 31 | ||||
2012 | 1 | 1 | 4 | 5 | 4 | 3 | 5 | 1 | 1 | 25 | |||
2011 | 2 | 3 | 4 | 3 | 7 | 1 | 1 | 21 | |||||
2010 | 1 | 2 | 5 | 4 | 2 | 14 |
台風予想進路
ウェザーニュースの発表によると、今年の太平洋高気圧の勢力は8月頃までは大体平均並みと予想されています。
それ以降は西への張り出しがいつもの年より強まると予想されています。台風は、高気圧の縁を時計回りに移動するので夏から秋にかけての太平洋高気圧の動きや位置にも左右されるとのこと。
今年の太平洋高気圧の勢力は大体平年並みで、それ以降は西への張り出しがいつもより強まると予想しています。
そのため、台風は7月は朝鮮半島や沖縄方面に、8月には西日本や北海道に近づくとのこと。
ただし、台風の進路は太平洋高気圧にも左右されるため、勢力が弱まると台風を動かす風も弱くなり、また、進路も複雑になりながら日本付近に近づく可能性があるそうです。
思い起こせば、去年は台風は上陸しなかったんですよね。
でも、今年は本州付近に近づきやすいコースをとるのではと予想されています。台風が接近したり上陸した場合は風雨に注意しなければなりません。
下の月別進路傾向を見る限り、8月と9月は台風の日本列島上陸もあるかも知れません。
▲2021年6月8発表のウェザーニュースより引用
▲解説図は20021年9月頃の太平洋高気圧の予想図:ウェザーニュースより引用
2021年台風のたまご発生
2021年の台風のたまご発生は、例年と同じくフィリピンの東海上と予想されています。
9月から11月にかけては北西太平洋熱帯域でラニーニャ傾向がみられるとのこと。そうなるとインド洋東部でも海水温度が上昇する可能性があり、南シナ海からフィリピンの近海で海水の対流が活発化して台風の発生も西寄りになるそうです。
こうなった場合は、海水温度の高い地域を通る時間が短くなったり、大陸に向かう進路が増えたりするようになり、台風の寿命が短くなる傾向にあるとのことです。
まとめ
これはあくまで6月時点でのウェザーニュースによる予想ですが、今年は例年並みの24の台風の発生となっています。
去年なかった上陸も、今年は8月や9月にあるかも知れません。
台風が接近または上陸した場合は、天気予想をしっかり確認していく必要があります。
各自治体より避難指示が出た場合は、その地域の全員が退避することになっています。速やかにその指示に従いましょう。
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