ジャニーズ事務所・NEWSのメンバー、加藤シゲアキさんの書いた小説が、第42回吉川英治文学新人賞を受賞しましたね。
芸能界での受賞としては、お笑い芸人・ピースの又吉さんの芥川賞受賞が記憶に新しいとろこですが、アイドルの受賞は加藤さんが初めてのこと。
加藤さんの小説『オルタネート』は昨年の第164回直木賞の候補にも選ばれ、注目されましたよね。
直木賞の受賞は惜しくものがしたものの、今年に入って本屋大賞にノミネート。そして今回の受賞は新人小説家の登竜門ともいわれている賞の受賞です!。
おめでとーございます👏
ここでは、小説『オルタネート』の内容やその評価について。
また、これまでの加藤さんの作品について紹介したいと思います。
『オルタネート』の内容について
では、早速吉川栄治文学新人賞を受賞の『オルタネート』のあらすじを紹介しますね。
都内にある高校を舞台に、マッチングアプリ「オルタネート」を通して繰り広げられる恋愛や友情、家族などとの関わりなど青春物語のようですが、私はまだ読んでないので、以下、引用させてもらいました。
高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代。東京のとある高校を舞台に、若者たちの運命が、鮮やかに加速していく。全国配信の料理コンテストで巻き起こった“悲劇”の後遺症に思い悩む蓉。母との軋轢により、“絶対真実の愛”を求め続ける「オルタネート」信奉者の凪津。高校を中退し、“亡霊の街”から逃れるように、音楽家の集うシェアハウスへと潜り込んだ尚志。恋とは、友情とは、家族とは。そして、人と“繋がる”とは何か。デジタルな世界と未分化な感情が織りなす物語の果てに、三人を待ち受ける未来とは一体―。“あの頃”の煌めき、そして新たな旅立ちを端正かつエモーショナルな筆致で紡ぐ、新時代の青春小説。
読書メーターより引用
NEWSの加藤さんファンからは以下のような声も上がっています。
ゲちゃん文学新人賞おめでとう!!
「オルタネード」、章とごに結ぶ文章がめちゃカッコよくてたまらなくワクワクしました。もっとたくさんの方に読んでいただけるよね、
よかった〜!おめでとう!#オルタネード #吉川英治文学新人賞— monsoon🍀モン (@monsoon1126) March 2, 2021
シゲちゃん💚
遅くなっちゃったけど、今日オルタネード届いたよ📖📕
今度はちゃんと読むからね🤭😅
(実はピングレしか読破してない)
ゴメンネ…(p゚д`q。)・゚・— ୨୧ゆりん(ㆁᴗㆁ✿)💜 (@hyuuu39) November 24, 2020
オルタネード表紙が綺麗で買っちゃった!まだロビンフッドもこころも読み終わってないのに〜〜😢 pic.twitter.com/LEekwxki76
— 岩内 カコノイ (@iwakakono) February 4, 2021
書店によっては入荷分が既に完売したところもあるようですよ。
㊗️オルタネード完売?!😱
すご〰️い😲#オルタネード#加藤シゲアキ https://t.co/7n9GGcyjPm— 晴れ子 (@cwYU3X7ehMEyrUS) November 18, 2020
小説の題名が『オルタネード』となっていますが、正しくは『オルタネート』。ちょっと聞きなれない言葉だけに間違ってしまうのかもしれませんね。
『オルタネート』の評価は?
2020年の直木賞候補にも選ばれたり、4月4日に発表される本屋大賞にもノミネートされている『オルタネート』ですが、どのような点が評価されたのでしょうか。
また、既に読んだ人はどんな感想をもったのでしょうか。
まず、吉川栄治文学新人賞に輝いた『オルタネート』はどんな点が評価されたのか調べてみました。
吉川英治文学新人賞は毎年1月1日から12月31日までの1年間に、新聞や単行本、雑誌などに優れた小説を発表した作家の中から、将来性の最もある新人に贈られる賞です。
今回、審査員を務めたのは重松清さん、伊集院静さん、恩田陸さん、京極夏彦さん、大沢在昌さんの5人。会見をしたのは重松さんで、「書かずにはいられないものを一番感じた」「青春のモヤモヤしたものを良く書けている」などの声が選考委員からあがったと発表するとともに、「群像劇ですけど、一人一人がしっかりと描かれている」と説明したようです。
また、『オルタネート』は『小説新潮』の昨年1号から連載していたようですが、連載のスタート時より進化していたという点も評価の対象になったようです。
連載から読んでいた審査員からは、「連載からさらに良くなっている。書き終えたから本にしたというのではなく、自己検証によりよく推敲してよりよい作品になっている点に伸びしろがある」とも評価されたようです。
一般の方ですでに読んだ人の中には、「登場人物が多く、名前が覚えにくかった」「マッチングアプリ・オルタネートを利用する高校生もしない高校生もアプリに振り回されている。恋愛や将来について悩みもがく青春ドラマ。面白かったが、登場人物の名前がもっと一般的ならよかった」などの声が上がっていました。
加藤シゲアキ作品一覧
加藤さんは既に2011年11月22日、「加藤成亮」から現在の「加藤シゲアキ」に活動名を変更。と同時に、『ピンクとグレー』で小説家としてデビューすることを発表しました。
そして翌2012年の1月28日に『ピングとグレー』を発表して、小説家としての第一歩を踏み出しました。この『ピングとグレー』は、2016年に映画化されているんですね。2017年には、香港、マカオ、台湾で翻訳もされました。スゴイですね👏
小説の第2弾は2013年11月25日に『閃光スクランブル』、2014年には第3弾として『Burn.-バーンー』と『週刊SPA!』で『Undress』を連載するなど次々と小説を発表しています。
『チュぺローズで待ってる(AGE22・AGE32)』は2017年に上梓。
そして2018年6月15日には、誰もが抱える生きずらさを7つの短編集にまとめた『傘をもたない蟻たちは』を発表し、ドラマ化も果たしました。
2020年3月には、朝日新聞出版の文芸誌『小説トリッパ-』に連載していたエッセイ『できることならスティードで』を単行本として発表。そして、11月に今回受賞となった『オルタネート』と続きます。
とても精力的に小説家活動をしているんですね。
まとめ
今回改めて小説家・加藤シゲアキさんを調べてみて、NEWSのメンバーとして活躍する一方で小説家として思っていた以上の活躍を知りました。
海外の作品や映画が好きで、学生時代から文学少年だった加藤さん。25歳までには小説家としてデビューすると言っていたほどで、しっかり有言実行しています。
ジャニーズ事務所始まって以来のアイドル小説家!
今後の活躍が楽しみですね♪
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